外では普通の夫婦をしています。子供の行事にも二人で行きます。親戚の集まりでは、仲のいい夫婦として扱われます。
家に帰れば、会話はありません。寝る部屋も別です。それでも、誰にも言っていません。
この形をとっている家庭は、外から数えられません。だから、どのくらいあるのかも分かりません。ただ、離婚の数字からは読み取れることがあります。
この記事では、その数字を見ます。そのうえで、この形を続けている夫婦と、途中でやめた夫婦の違いを書きます。
仮面夫婦になった家庭は、どのくらいあるのか?
妻こんな夫婦は、うちだけなんじゃないかと思っていました



珍しくありません。ただ、数えられていないので統計はないんです。代わりに見られる数字があるので、そこから読み取りましょう。
仮面夫婦の数を示す統計はない
検索すると、いくつも割合が出てきます。3組に1組、4割が該当する。
出どころを見ると、たいていは民間のアンケートです。こういう調査は、どこで誰に聞いたかで結果が変わります。数字そのものより、聞いた相手で決まってしまいます。
そうした調査は、どこで誰に聞いたかで結果が変わります。夫婦関係に悩む人が集まる場所で聞けば、高い数字が出ます。数字そのものより、聞いた相手で決まってしまいます。
国が数えているのは、婚姻と離婚の件数だけです。同じ家に住み、離婚もしていない夫婦の中身は、どこにも記録されません。
仮面夫婦の代わりに見られる、離婚の数字
公的に確かめられるのは、こちらです。
厚生労働省の人口動態統計(令和6年の月報年計・概数)によると、令和6年の離婚件数は18万5895組でした。婚姻件数は48万5063組です。
ここから、同居していた期間別の内訳を見ます。この表が、仮面夫婦の話といちばん結びつきます。
| 同居していた期間 | 離婚した組数 | 割合 |
|---|---|---|
| 5年未満 | 51,634組 | 27.8% |
| 5~10年未満 | 35,594組 | 19.1% |
| 10~15年未満 | 23,291組 | 12.5% |
| 15~20年未満 | 19,606組 | 10.5% |
| 20年以上 | 40,686組 | 21.9% |
目を引くのは、20年以上の列です。4万686組。5~10年未満の3万5594組より多くなっています。
長く一緒にいた夫婦ほど別れない、とは言えない数字です。20年、25年と続けたあとに終える夫婦が、これだけあります。
20年以上の内訳も出ています。20〜25年が1万6547組、25〜30年が1万1254組、30〜35年が5691組、35年以上が7194組。25年を超えてからの離婚だけで、2万4139組あります。
長く続けた夫婦の離婚は、増えている
同じ表には、40年分の推移も載っています。同居期間が35年以上の夫婦の離婚件数です。
| 年 | 同居35年以上で離婚した組数 |
|---|---|
| 1985年(昭和60年) | 1,108組 |
| 1995年(平成7年) | 1,840組 |
| 2005年(平成17年) | 4,794組 |
| 2015年(平成27年) | 6,268組 |
| 2024年(令和6年) | 7,194組 |
40年で、6倍を超えています。同じ期間に離婚の総数は増減していますから、これは総数の増加では説明がつきません。
読み取れるのは、形だけ続けたあとに終える夫婦が増えているということです。仮面夫婦の数は数えられませんが、そこから抜けた人の数は、こうして出てきます。



35年たってから別れる方が、これだけいるんですね



子供が独立してから、という方が多いのだと思います。待っていた時間が、そのまま数字に出ています。
結婚してすぐの離婚も、いちばん多い
同じ表の上のほうも見ておきます。同居期間が5年未満の離婚は5万1634組で、全体の27.8パーセントを占めます。いちばん多い階級です。
内訳を見ると、1年未満が8626組、1〜2年が1万1054組、2〜3年が1万994組。結婚から数年のあいだに、毎年1万組前後が別れています。
ここで別れる夫婦は、外向けの形を作る前に終えています。仮面夫婦の話とは、別の道筋です。
ただ、10年、15年の階級も合わせると4万2897組あります。子育ての最中に終える夫婦も、決して少なくありません。
つまり、離婚には2つの山があります。早い時期に終える形と、長く続けたあとに終える形。後者のほうが、外からは見えません。



てっきり、若い夫婦の離婚ばかりだと思っていました



目立つのはそちらですからね。ただ、20年以上の階級が4万組を超えていますから、長く続けた側も相当な数です。
仮面夫婦の形になるまでの順番
仮面夫婦の形は、一度に決まるわけではない
ある日そう決めた、という夫婦はほとんどいません。少しずつそうなります。
| 段階 | そのとき起きること |
|---|---|
| 1 話題を選ぶようになる | 触れない話ができる |
| 2 用件だけになる | 気持ちの話をしなくなる |
| 3 生活の時間がずれる | 食事の時間が別になる |
| 4 寝る部屋が分かれる | 理由は「いびき」「起きる時間」 |
| 5 外向けの形だけ残る | 行事と親戚づきあいだけ二人でやる |
4段階目には、たいてい理由がつきます。その理由が本当かどうかは、そのときは分かりません。あとから振り返ると、そこが境目だったと分かります。
仮面夫婦になるきっかけになりやすい出来事
段階が進むきっかけには、よくあるものがあります。
- 子供が生まれ、生活が子供中心になった
- 大きな喧嘩があり、そこから元に戻せなかった
- お金のことで揉め、話題そのものを避けるようになった
- どちらかの親のことで、相手の態度に失望した
- 浮気を疑った、または実際にあった
2番目と5番目は、片づけずに置いたままになりやすいところです。解決していないのに、口にしないことで収まったように見えます。
仮面夫婦の形を選ぶ理由
離婚しないまま続ける理由は、たいてい次のどれかです。
| 続ける理由 | 中身 |
|---|---|
| 子供のため | 転校させたくない。父親を取り上げたくない |
| お金のため | 離れると生活が立たない |
| 周りの目 | 親や職場に説明したくない |
| 手続きが面倒 | 話し合いを始める気力がない |
| この形でも困らない | 役割分担として回っている |
いちばん下だけは、性質が違います。困っていないなら、それは選び方のひとつです。問題は、困っているのに動けていない場合です。
いま何段階目かを、確かめてみる
自分の家がどこまで進んでいるかは、次の3つで分かります。
- 半年先の予定を、二人で決められるか
- 体調が悪いと言ったときに、反応が返ってくるか
- 子供がいない場面で、会話が続くか
3つとも通るなら、まだ形は残っています。3つとも通らないなら、外向けの形だけになっています。
1つか2つだけ通るなら、途中の段階です。この時期なら、戻せることがあります。通らなくなったものが何かを見て、そこに触れてみてください。
3番目が、いちばん分かりやすい目安です。子供が家にいない日に、二人で夕食を取れるかどうか。ここで沈黙になるなら、子供が話題をつないでいたということです。



子供が泊まりに行った日、二人とも黙っていました



その日に見えたものが、いまの状態です。子供が家を出たあと、それが毎日になります。そこまで想像しておいてください。
仮面夫婦を続ける人と、やめる人の違い
仮面夫婦を続けられている夫婦に、共通していること
この形で長く続いている夫婦には、共通点があります。
- お互いに、相手を責める言葉を使わない
- 家の中の役割が、はっきり分かれている
- それぞれに、家の外の居場所がある
- 子供の前では、普通に振る舞える
3番目が大きいところです。家の中だけで完結していると、この形は持ちません。仕事、友人、趣味、親の世話。外にひとつでも居場所があると、家の静けさが耐えられる範囲に収まります。
仮面夫婦の形が、続かなくなるとき
逆に、この形が崩れるのは、次のときです。
| 崩れるきっかけ | そのとき起きること |
|---|---|
| 子供が家を出た | 続ける理由が消える |
| どちらかに別の相手ができた | 形を保つ理由がなくなる |
| どちらかが倒れた | 介護するかどうかの判断を迫られる |
| 親の相続が起きた | お金の話で、避けていた話題に触れる |
| 退職した | 家にいる時間が一気に増える |
1番目と5番目が、いちばん多いところです。同居期間20年以上の離婚が4万組を超えているのは、ここが理由だと考えられます。
3番目も、実際に多くあります。介護が始まると、それまで避けていた話し合いを避けられなくなるからです。誰がどこまでやるのか、お金はどうするのか。そこで、続けてきた形が保てなくなります。
どちらも、いつ来るかが分かっています。だから、その前に準備できます。



下の子が出たら、と思ってはいるんです



その時期が決まっているなら、そこまでに用意できるものがあります。待つ時間を、準備の時間に変えられます。
仮面夫婦をやめると決めた人が、やっていたこと
この形をやめた方に共通しているのは、決める前に材料をそろえていたことです。
| そろえたもの | 何に使うか |
|---|---|
| いつから何が起きたかの記録 | 期間を示す |
| 夫の収入が分かるもの | 婚姻費用と養育費の目安を出す |
| 預金、保険、不動産の資料 | 財産分与の話に使う |
| 年金の記録 | 分割の手続きに要る |
| 自分の収入の見通し | 離れたあとに暮らせるかを判断する |
反対に、決めてから集め始めた方は、そこで止まっています。切り出したあとでは、相手が資料を見せてくれません。
ですから、決めていなくてもそろえてください。使わずに済めば、それでかまいません。
二人が離婚に合意するなら、理由を説明する必要はありません。理由が問題になるのは、相手が応じない場合だけです。
民法770条1項は、離婚の訴えを起こせる場合として5つを並べています。不貞な行為、悪意の遺棄、3年以上の生死不明、強度の精神病、そして「その他婚姻を継続し難い重大な事由」です。前の4つにあてはまらない場合は、5号のこの部分で判断されます。
ここで見られるのは、何がいつから、どのくらいの期間続いたかです。記録があるかどうかで、示せる中身が変わります。離婚を決めていなくても、日付だけは残しておいてください。
相手の側にも、理由がある
この形は、片方だけで作れません。相手も同じ形を選んでいます。
相手の側にも、離婚しない理由があります。お金、子供、世間体、面倒。こちらと同じ理由であることも、まったく違う理由であることもあります。
ここを知っておくと、切り出したときの反応が読めます。相手にとっての理由が消えていれば、話は早く進みます。残っていれば、そこで揉めます。
たとえば、相手が世間体を理由に続けているなら、離婚そのものに強く抵抗します。お金が理由なら、条件の話になります。どちらかで、進め方が変わります。



向こうがどう思っているのか、聞いたこともありません



聞かなくても、態度で分かる部分はあります。親戚づきあいに熱心なら世間体、お金の話を避けるならお金。そこを見ておいてください。
仮面夫婦のまま過ごす年月の、こちらへの影響
仮面夫婦のことを誰にも言えないのが、いちばん重い
この状態は、外から見えません。だから、周りに伝わりません。
殴られていない、生活費は入っている、外では感じのいい夫。話しても「うちも会話ないよ」で終わります。説明しても伝わらないので、そのうち話すのをやめます。
言えないまま何年も過ごすと、こちらの側だけが抱えることになります。行事のたびに夫婦を演じるのも、そのぶんの負担です。
夫婦を演じる負担は、外からは見えない
外向けの形を保つのは、思っている以上に力が要ります。
親戚の集まりで並んで座る、子供の行事で会話しているように見せる、年賀状に連名で書く。ひとつずつは小さなことですが、そのたびに切り替えています。
そして、その負担は誰にも見えません。周りには、うまくいっている夫婦として映っているからです。
夫のことで気を張り続けていると、体のほうが先に参ります。眠れない、食べられない、動悸がする。そうした日が何週間も続いているなら、気持ちの問題として抱え込まずに、内科や心療内科を受診してください。確かめることより、そちらが先です。
子供は、たいてい気づいている
隠しているつもりでも、子供は分かっています。
両親が直接話さない、寝る部屋が別、家の中の空気が固い。言葉にしなくても伝わります。子供のために続けているつもりが、子供に気を使わせている場合があります。
ただし、だから離婚したほうがいい、という話ではありません。子供にとっては、環境が変わらないほうが楽な時期もあります。
やめておいたほうがいいのは、子供を伝言役にすることと、子供の前で相手を無視することです。この2つは、子供に直接かかります。
それから、子供に相談しないでください。子供を味方につけると、その子は父親と距離を置くことになります。あとで元に戻すのは、大人が思うより大変です。
周りに合わせて、決めないでください
この状態を相談すると、必ずどちらかを勧められます。
子供のために続けなさい。そんな夫婦なら別れなさい。どちらを言われても、その人はその後の生活を引き受けません。家計を回すのも、行事に出るのも、夜に一人でいるのも、こちらです。
それに、外から見えているのは形だけです。中身を知らない人の意見は、材料になりません。
相談する相手も選んでください。夫の親きょうだいや、二人とも知っている友人は避けたほうがいいです。話した内容は、遠回りして本人のところへ届きます。
聞くだけ聞いて、決めるのは自分にしてください。決めるのに要るのは、他人の意見ではなく、収入と住まいの見通しです。



母には、我慢が足りないと言われました



その世代の方は、そう言われることが多いですね。ただ、家の中を見ていない人の言葉です。そこで決めなくて大丈夫です。
仮面夫婦を続けると決めた場合に、やっておくこと
仮面夫婦を続けると決めるなら、期限を決める
続けること自体は、選び方のひとつです。ただ、期限を決めずに続けると、そのまま何十年も過ぎます。
子供が高校を出るまで、下の子が就職するまで。区切りを決めてください。そこまでと決めておくと、待つ時間の意味が変わります。
そして、その日が来たら、続けるかどうかをもう一度考える。その一点さえ決めておけば、宙に浮いたまま何年も過ぎることはありません。
期限は、手帳に書いておいてください。頭の中だけだと、そのつど先に延ばしてしまいます。来年の欄に一行書くだけで足ります。
外に居場所を作っておく
続けると決めたなら、こちらの生活を家の外に広げてください。
仕事でも、友人でも、習い事でも構いません。家の中だけで完結していると、この形は持ちません。相手のためではなく、こちらが続けられるようにするためです。
それを申し訳なく思う必要はありません。相手は、こちらに合わせてはいないはずです。
そして、外の居場所は、いざ動くときにも効いてきます。相談できる相手がいる、収入がある、住む場所の当てがある。この3つは、家の外で作るものです。
相手に別の相手ができた場合に備える
この形が長く続くと、どちらかに別の相手ができることがあります。
そのときに困らないよう、変化には気づけるようにしておいてください。帰宅時間、身なり、お金の使い方、端末の扱い。ここが同じ時期に動いたなら、覚えておいてください。
気づいても、その場では言わないでください。疑っていると伝えた時点で、確かめる手立てがなくなります。記録を取るところから始めてください。
夫の車や持ち物に位置情報の端末を取り付けて、居場所を追う。ストーカー行為等の規制等に関する法律2条3項は、承諾を得ないで位置情報記録・送信装置により位置情報を取得する行為と、承諾を得ないでそうした装置を取り付ける行為を、規制の対象として並べています。
夫の端末を勝手に開けて中を見る形も同じです。他人の識別符号を使って通信サービスにログインすれば、不正アクセス禁止法に触れます。同法11条の罰則は、3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。
夫婦だから許される、という決まりはありません。やった時点で、こちらが責められる側になります。浮気があってもなくても、そこで話し合いが成立しなくなります。
お金の見通しを、先に立てておく
続けるか離れるかを分けているのは、たいていお金です。
離れたあとに暮らせるかどうかが見えていないと、決められません。逆に、見えていれば、選べるようになります。
| 確かめること | どこで分かるか |
|---|---|
| 婚姻費用の目安 | 裁判所が公開している算定表 |
| 養育費の目安 | 同じ算定表 |
| 年金の分割 | 年金事務所で情報通知書を請求できる |
| 財産分与の対象 | 預金、保険、不動産、退職金の見込み |
| 自分の収入 | いまの働き方で足りるか。増やせるか |
3番目は、離婚していなくても請求できます。相手に知られずに、自分で確かめられる部分です。
この5つが見えると、続ける理由がお金なのか、それ以外なのかがはっきりします。そこがはっきりすると、迷いが減ります。
仮面夫婦のことでよくある質問
仮面夫婦は、子供に悪い影響がありますか?
影響が出るとすれば、家の中の空気のほうです。会話が少ない家で育てば、それが普通になります。
ただ、環境が変わらないことの安心も大きいので、一概には言えません。避けたいのは、子供を間に立たせることです。
子供が大きくなってから、あのとき別れてほしかったと言う場合もあれば、続けてくれてよかったと言う場合もあります。そこは、あとにならないと分かりません。子供のためという理由だけで決めないほうが、あとで納得できます。
仮面夫婦のまま、何年も続けられますか?
続いている夫婦はいます。ただし、それぞれに家の外の居場所がある場合です。
家の中だけで暮らしている方が続けようとすると、こちらの体のほうが先に参ります。
働きに出る、習い事に行く、友人と定期的に会う。どれかひとつでも外に置いてください。
仮面夫婦であることを、周りに話していいですか?
話す先は選んでください。夫とつながっている人に話すと、こちらが考えていることまで本人に届きます。逆に、役所の相談窓口や地域の女性センターには守秘の義務があるので、家族に伝わることはありません。
誰にも言えないなら、市区町村の家庭の相談窓口を使ってください。名前を出さずに電話できるところもあります。答えをもらうためでなくても、話を聞いてもらうだけで構いません。
1回で解決しなくてかまいません。話しておくと、次に動きたくなったときに、そこから続けられます。
仮面夫婦から元に戻せますか?
段階が浅いうちなら、戻せることがあります。話題を選ぶようになっただけの段階なら、避けている話題に触れれば動きます。
寝室が分かれ、生活の時間もずれた段階まで来ていると、元に戻すより新しい形を作るほうが早く進みます。
新しい形というのは、以前の関係に戻すのではなく、いまの二人で続けられる形を決め直すことです。週に1回だけ一緒に食事をする、といった小さいところから始めてください。
仮面夫婦だと、離婚で不利になりますか?
同じ家に住んでいたこと自体で、不利にはなりません。ただ、生活の実態がどうだったかは示す必要があります。
いつから寝室が分かれ、いつから食事が別になったか。この時期を示せると、状態が伝わります。
思い出そうとしても、年数までは出てきません。気づいた時点で、手帳の隅に書いておいてください。
仮面夫婦のまま何年も過ごした人が、後悔していること
この形をやめた方から、よく聞くことがあります。
離婚したことを後悔している方は、あまりいません。後悔しているのは、決めるまでにかかった年数のほうです。もっと早く動けばよかった、と言われます。
理由は、年齢です。40代で動くのと、50代半ばで動くのとでは、仕事の選び方も、住まいの借りやすさも変わります。待っているあいだに、選べる道が減っていきます。
ですから、いま動かないと決めるにしても、いつまで待つかだけは決めておいてください。待つこと自体は選び方ですが、期限がないと、決めたことになりません。



いま45です。あと5年は動けないと思っています



5年と決まっているなら、その5年で資格を取るなり、収入を上げるなりできます。ただ待つのと、そこが違ってきます。
数えられていないだけで、珍しくありません
仮面夫婦の数を示す統計はありません。外から数えられないからです。ただ、同居期間20年以上の離婚が4万686組あり、35年以上に限っても40年で6倍を超えています。
読み取れるのは、形だけ続けたあとに終える夫婦が、確実に増えているということです。あなたの家だけで起きていることではありません。
そして、続けるにしても、やめるにしても、そろえるものは同じです。いつから何が起きたかの記録と、お金に関する資料。決めていなくても、そこから始めてください。
この形を選んだことを、責めないでください
最後に、ひとつだけ書いておきます。
外向けの夫婦を演じている自分を、嫌だと感じている方が多くいます。嘘をついているようで落ち着かない、と。
けれど、この形を選んだのには理由があります。子供の生活を変えたくなかった、収入の見通しが立たなかった、親に心配をかけたくなかった。どれも、誰かのことを考えた結果です。
使える手が多い人ほど、少ない人の選択を軽く言います。その言葉に合わせる必要はありません。あなたが決めることです。
ただ、期限だけは決めてください。そして、その日までにお金の見通しをそろえておいてください。それだけで、選べる道の数が変わります。
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出典:厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」表12。この記事は一般的な説明であり、個別の事案についての判断は弁護士に確認してください。








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