玄関の音がすると、体がこわばります。
殴られているわけでも、生活費を止められているわけでもありません。それなのに、夫が家にいる時間だけ息が浅くなります。
人に話すと、どこの家もそんなものだと返ってきます。それで、我慢する側に回ってしまいます。
この記事では、夫へのストレスを5つに切り分けます。あわせて、国の調査の数字で、それがどのくらい重いものなのかを確かめます。
夫へのストレスは、数えられにくい
妻これくらいで参っている自分が、情けなくて



情けなくありません。むしろ、数字の上では重いほうに入る種類のものです。順に見ていきましょう。
国の調査に、「夫」という項目はない
厚生労働省の国民生活基礎調査は、3年に一度、悩みやストレスについても聞いています。原因の選択肢は23に分かれています。
その中に、「夫」という項目はありません。いちばん近いのが「家族との人間関係」です。
つまり、夫が原因のストレスだけを数えた公的な統計は、そもそも存在しません。ここを正直に書いておきます。ただ、この項目の動き方を見ると、分かることがあります。
女性の半分が、悩みやストレスを抱えている
令和4年の調査から、女性の数字を出します。
| 女性(12歳以上) | |
|---|---|
| 総数 | 5,290万2千人 |
| 悩みやストレスがある | 2,678万7千人 |
| 割合 | 50.6% |
2人に1人です。抱えていること自体は、まったく珍しくありません。
ちなみに、同じ調査での男性は41.2パーセントです。女性のほうが9ポイントほど高く出ています。同じ家に住んでいても、抱えている量が同じとは限りません。
40代と50代では、5人に1人が家族との関係を挙げている
悩みやストレスがある女性が、その原因として何を挙げているか。年代ごとに見ます。
| 年代 | 悩みやストレスがある人 | うち家族との人間関係を挙げた人 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 40〜44歳 | 190万3千人 | 38万5千人 | 20.2% |
| 45〜49歳 | 234万6千人 | 50万9千人 | 21.7% |
| 50〜54歳 | 244万9千人 | 52万人 | 21.2% |
| 55〜59歳 | 223万2千人 | 49万人 | 22.0% |
| 女性全体 | 2,678万7千人 | 507万6千人 | 18.9% |
40代から50代では、およそ5人に1人です。女性全体の18.9パーセントより、どの年代も高く出ています。
ちなみに、同じ年代で最も多いのは「自分の仕事」で、40代前半では45.2パーセントです。次が「収入・家計・借金等」の36.0パーセントでした。
夫へのストレスは、こころの状態が重い側に偏っている
K6という点数がついている
同じ調査は、こころの状態も測っています。K6という尺度です。
神経過敏に感じたか、絶望的だと感じたか、そわそわ落ち着かなく感じたか、気分が沈み込んで何が起こっても気が晴れないように感じたか、何をするのも骨折りだと感じたか、自分は価値のない人間だと感じたか。この6つを、まったくないの0点から、いつもの4点までで点数にします。
合計が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされています。気の持ちようではなく、点数のつく話です。
点数が上がるほど、家族との関係を挙げる割合が上がる
ここが、この記事でいちばん見てほしい表です。悩みやストレスがある女性を、こころの状態の点数で分けました。
| こころの状態 | 悩みやストレスがある人 | 家族との人間関係を挙げた割合 | 自分の仕事を挙げた割合 |
|---|---|---|---|
| 0〜4点 | 1,355万8千人 | 12.6% | 26.0% |
| 5〜9点 | 716万9千人 | 21.7% | 29.6% |
| 10〜14点 | 339万6千人 | 29.9% | 34.3% |
| 15点以上 | 145万7千人 | 40.7% | 38.9% |
上から下へ、家族との人間関係が12.6パーセントから40.7パーセントまで上がります。3倍を超えています。
仕事のストレスとは、上がり方が違う
いちばん右の列を見てください。自分の仕事は、26.0パーセントから38.9パーセントです。1.5倍ほどしか上がりません。
15点以上のところでは、家族との人間関係が仕事を追い越しています。
読み取れることは、ひとつです。家族との関係によるストレスは、こころの状態が重い側にはっきり偏っています。軽く扱われやすい種類なのに、実際は逆です。



仕事のほうが大変だろうと、ずっと言われてきました



数字はそう言っていません。逃げ場のなさが違うからだと思います。仕事は帰れば離れられますが、家はそうはいきません。
夫のことで気を張り続けていると、体のほうが先に参ります。眠れない、食べられない、動悸がする。そうした日が何週間も続いているなら、気持ちの問題として抱え込まずに、内科や心療内科を受診してください。確かめることより、そちらが先です。
なぜ、家のストレスのほうが重く出るのか?
理由は、この調査からは読み取れません。ただ、条件の違いなら並べられます。
| 仕事のストレス | 家のストレス | |
|---|---|---|
| 離れる時間 | 帰れば離れられる | 離れる時間がない |
| 終わり | 辞める、異動という道がある | 自分で区切りを作らないと終わらない |
| 相談 | 同僚も同じ状況を知っている | 家の中を見ている人がいない |
| 周りの受け取り方 | 大変だと言ってもらえる | どこもそんなものだと言われる |
4行目が、いちばん効いていると思います。大変だと認められないストレスは、抱えている本人までが軽く見るようになります。
そして、軽く見ているあいだに点数のほうは上がっていきます。先ほどの表は、そういう形になっていました。
年代で、夫へのストレスに重なるものが変わる
40代に重なるのは、子供の教育とお金
同じ調査から、年代ごとに何が挙げられているかを出します。悩みやストレスがある女性を分母にした割合です。
| 原因 | 40〜44歳 | 45〜49歳 |
|---|---|---|
| 自分の仕事 | 45.2% | 45.2% |
| 収入・家計・借金等 | 36.0% | 36.0% |
| 子どもの教育 | 30.9% | 26.1% |
| 育児 | 21.5% | 8.7% |
| 家族との人間関係 | 20.2% | 21.7% |
| 家事 | 16.7% | 12.3% |
この年代は、仕事とお金と教育が同時に乗っています。そこへ夫との関係が重なると、どれが原因なのか自分でも分からなくなります。
だから、切り分けが要ります。全部まとめて「しんどい」と扱っているうちは、どこから手をつけるかも決まりません。
50代に重なるのは、家族の病気や介護
| 原因 | 50〜54歳 | 55〜59歳 |
|---|---|---|
| 自分の仕事 | 41.6% | 35.8% |
| 収入・家計・借金等 | 35.1% | 31.9% |
| 家族の病気や介護 | 24.6% | 31.1% |
| 家族との人間関係 | 21.2% | 22.0% |
| 自分の病気や介護 | 19.5% | 21.0% |
| 子どもの教育 | 13.6% | 4.2% |
50代後半では、家族の病気や介護が31.1パーセントまで上がります。子育てが終わっても、別のものが入ってきます。
そして、家族との人間関係だけは、40代から50代まで20パーセント前後で動きません。ほかの原因が入れ替わっても、ここは残り続けます。



親のことも出てきて、夫のことまで考える余裕がありません



そうやって後回しにすると、そのまま10年たちます。全部をいま決める必要はありませんが、区切りだけは置いてください。
夫へのストレスを、5つに切り分ける
ひとまとめに「夫がストレス」と言っているうちは、手の打ちようがありません。中身が違えば、やることも変わります。
1 やることが増えるストレス
脱いだものが床にある。食べた皿がそのまま置いてある。夫がいる日ほど、家の仕事が増えます。
これは、量で測れます。1週間、夫がいる日といない日で、家事にかけた時間を書き出してください。差が出れば、感じ方の問題ではなくなります。
2 予定を握られるストレス
帰る時間を言わない。休日の予定を直前まで決めない。こちらは、動けないまま待つことになります。
これがつらいのは、時間が奪われるからではありません。自分で決められない時間が増えるからです。
3 気を使わされるストレス
機嫌の良し悪しが日によって変わる。悪い日は、話しかけ方から考えることになります。
この形がいちばん消耗します。何も起きていない時間も、ずっと構えたままになるからです。出来事が起きていないので、人に説明することもできません。
4 否定されるストレス
言うことを笑われる。決めたことに後から文句を言われる。金の使い方を細かく言われる。
ここは、ほかの4つと性質が違います。言葉による攻撃が続いている場合は、我慢の範囲を超えています。相談先も別にあるので、そちらは「夫といるのがしんどい」の記事にまとめてあります。
5 先が見えないストレス
この状態が、あと何年続くのか。子供が出るまでか、定年までか。区切りが見えないまま続くことが、それ自体でこたえます。
これは、1から4のどれかが解決しても残ります。逆に言えば、区切りを決めるだけでも軽くなります。



私は3が近い気がします。何かされたわけではないのですが



3は、いちばん説明しづらい形です。だから相談しても伝わらず、余計に疲れます。
自分がどれなのか、決める
5つのうち、どれがいちばん重いかをひとつ選んでください。複数あてはまっても、いまいちばん重いものです。
| あてはまるもの | 近いのは | 先に打つ手 |
|---|---|---|
| 夫がいる日ほど、家のことが終わらない | 1 やることが増える | 時間を測って差を出す |
| 夫の予定が分からず、自分の予定が立てられない | 2 予定を握られる | こちらの予定を先に入れる |
| 夫の機嫌をうかがってから話しかけている | 3 気を使わされる | 起きたことを書き留める |
| 言われた言葉が、あとから何度も浮かぶ | 4 否定される | 言葉をそのまま記録する |
| この生活があと何年続くのか分からない | 5 先が見えない | 区切りの日を決める |
ひとつ選ぶと、今週やることが1つに決まります。全部を一度に変えようとするから、動けなくなります。



選ぶとしたら3ですが、2も当てはまります



2と3は重なりやすい組み合わせです。どちらも、こちらが先に予定を決めてしまうと軽くなります。
夫へのストレスが、体に出る前のサイン
夫の在宅と、眠りの崩れが重なる
いちばん早く出るのが眠りです。夫が帰る前に寝てしまう。夫が休みの日の前夜だけ寝つけない。夜中に目が覚める。
夫の在宅と眠りの崩れがそろっているなら、原因はそこにあります。「年のせい」で片づける前に、日にちを並べてみてください。
家に帰りたくなくなる
買い物のあと、車の中で座っている時間が長くなる。用がないのに遠回りをする。
これは、家が休む場所として働かなくなっているということです。休めない家に住み続けると、そのぶん回復しなくなります。
楽しめていたことが、減っていく
好きだったものに手が伸びなくなる。誘われても断るようになる。
先ほどのK6の6つにも、気分が沈み込んで何が起こっても気が晴れないように感じたか、という項目がありました。ここまで来ているなら、医療機関にかかることを考えてください。
心療内科でも、かかりつけの内科でも構いません。眠れないことを入口にすれば話しやすくなります。



病院にかかるような段階ではない気がしています



そう思っている方がほとんどです。ただ、行って何もなければ、それがいちばんいい結果です。
夫が帰る音に、反応するようになる
車のエンジンの音、鍵の音、階段の足音。これらに体が先に反応するようになったら、かなり進んでいます。
音そのものが怖いのではなく、そのあとに起きることを体が覚えているからです。気のせいではなく、積み重なった結果です。
食べ方が変わる
夫と同じ食卓につくと食が進まない。逆に、一人になると甘いものが止まらない。どちらも出ます。
体重が半年で数キロ動いているなら、そこも記録に入れてください。医療機関にかかるときの材料になります。



夫の車の音が聞こえると、片づけを始めてしまいます



それは体が先に動いている状態です。ご自身では気づきにくいので、そこに気づけたのは大きいです。
夫へのストレスを減らすために、今週できること
夫との出来事だけを、短く書き留める
気持ちは書かなくて構いません。日付と、起きたことだけです。
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 日付 | 10月3日 |
| 起きたこと | 帰宅22時。連絡なし |
| 言われた言葉 | そのまま書く |
| そのあとの体の様子 | 眠れたか、頭痛があったか |
3週間分たまると、頻度が見えてきます。思っていたより多いか、少ないか。どちらに転んでも、次の判断がしやすくなります。
そして、この記録は、あとで話し合いになったときにそのまま使えます。
夫の状態に左右されない時間を、先に取る
相手が変わるのを待っているあいだ、こちらの生活が止まっています。
友人と会う、習い事に行く、一人で出かける。夫の状態と関係なく動く予定を、月に1つでいいので入れてください。
先に予定を入れてしまうのがこつです。空いたら行こうと思っていると、いつまでも空きません。
夫といない時間の使い方を、決めておく
時間を作っても、家の用事で埋めてしまう方が多いです。それでは休まりません。
作った時間に何をするかまで、先に決めておいてください。眠るでも、歩くでも構いません。決めていないと、結局その時間も家のことに使ってしまいます。
夫のことを話せる先を、家の外につくる
誰にも言えないなら、市区町村の家庭の相談窓口を使ってください。名前を出さずに電話できるところもあります。答えをもらうためでなくても、話を聞いてもらうだけで構いません。
友人に話すのもいいのですが、共通の知人がいる相手は避けてください。話が回って、こちらの立場が悪くなることがあります。
夫のいない時間を、家の中にも作る
外に出るだけが方法ではありません。家の中でも、時間帯で区切れば作れます。
朝、夫が起きる前の30分。夜、先に自室に入ってからの1時間。短くても、こちらが決めた時間であることが大事です。
3の、気を使わされるストレスに効きます。構えたままの時間が、そのぶん減るからです。
区切りだけ、決めておく
5つ目の、先が見えないストレスに効くのがこれです。
期限は、手帳に書いておいてください。頭の中だけだと、そのつど先に延ばしてしまいます。来年の欄に一行書くだけで足ります。
その日までは考えない、と決めてしまうのが要点です。決めた瞬間から、いまの時間が「区切りまでの期間」に変わります。
記録は、あとから作れない
3年たってから振り返ると、いつからどうだったのかが出てきません。だから、書いておく価値があります。
手帳の隅でも、スマートフォンのメモでも構いません。ただ、夫が見られる場所には置かないでください。見つかった場合、記録そのものが争いの材料になります。
自分だけが開けるメモか、紙に書いて職場のロッカーに置く。そのくらいで十分です。
夫へのストレスを、そのままにした場合の行き先
行き先は、3つのどれかになる
何もしないという選び方も、ひとつの選択です。ただ、その先がどうなるかは見ておいてください。
| 行き先 | そこで起きること | こちらに残るもの |
|---|---|---|
| そのまま続ける | 感じにくくなって、日々が過ぎる | いつからこうなったのかが分からなくなる |
| 家の中で距離を置く | 会話も食事も別になる | 暮らしは続くが、戻し方が分からなくなる |
| 離れる | 住まいとお金を先に決めることになる | 準備をしていないと、条件を飲む形になる |
どれが良いという話ではありません。ただ、3つとも、いま用意しておくものは同じです。
どれを選んでも、要るものは同じ
起きたことの記録、こちらの収入の見通し、夫の収入が分かるもの。この3つです。
これらは、続けると決めた場合にも無駄になりません。持っているかどうかで、話し合いのときの立場が変わります。
ですから、決めていない段階でそろえて構いません。むしろ、決める前にそろえておくほうが、決めるときに選べる道が増えます。



離れると決めたわけではないので、まだ何もしていません



決めていなくても、そろえるだけならできます。続けると決めた場合にも、持っていて損はありません。
夫にストレスを伝えるときの、言い方
夫に伝えるのは、人柄ではなく場面
伝えると決めたなら、言い方をひとつに絞ってください。
| 言わない | 言う |
|---|---|
| あなたはいつも自分勝手 | 帰る時間が分からないと、夕飯の支度ができない |
| 私の気持ちを考えたことがない | 予定を前の日までに教えてほしい |
| 私ばかり損をしている | 土曜の午前中は、私が出かける |
左は人柄の話です。言われた側は否定されたと受け取るので、そこから言い合いになります。右は場面の話なので、賛成か反対かしか返せません。
夫に言うのは、その場ではなく後日にする
腹が立ったその場で言うと、こちらの言い方も荒くなります。すると、言い方のほうが問題にされます。
書き留めておいて、落ち着いた日に1つだけ出す。記録をとっておくのは、この順番にするためでもあります。
伝えても変わらなかったときに、分かること
場面で伝えて、それでも変わらない。この結果には意味があります。
伝わっていなかったのではなく、伝わったうえで変えないという返事だからです。そこから先は、相手を変える話ではなく、こちらがどうするかの話になります。



何度も言ってきましたが、その場でうなずくだけでした



それが答えだと思ってください。何度言ったかを数えておくと、あとで話し合うときにも効きます。
夫へのストレスでよくある質問
夫にストレスを感じるのは、私が悪いのでしょうか?
感じていること自体に、良いも悪いもありません。
そして、こころの状態が重い層ほど家族との人間関係を挙げる割合が高い、という数字が出ています。感じやすい人が大げさに言っている、という話ではありません。
夫に、ストレスだと伝えたほうがいいですか?
伝えるなら、人柄ではなく場面にしてください。「あなたは無神経だ」ではなく、「帰る時間が分からないと、夕飯の支度ができない」です。
人柄を言うと、そこから言い合いになって、元の話が消えます。
夫へのストレスで、体調を崩したら診断書は出ますか?
不眠や体調不良として、診断がつくことはあります。ただ、原因を夫だと書いてもらえるとは限りません。
ですから、こちらの記録が要ります。いつから、どういう場面で、どうなったか。これが医師に伝わると、話が早く進みます。
夫の在宅勤務が始まってから、ストレスが増えました
それまで一人だった時間が、そのまま消えたからです。家事の量も、気を使う時間も増えます。
この場合、5つのうち1と3が同時に来ています。まず、家の中に一人になれる時間を、時間帯で区切って作ってください。部屋を分けられなくても、買い物や散歩で外に出る時間で足ります。
子供の前では、どう振る舞えばいいですか?
夫の悪口を子供に言うのは避けてください。子供が板挟みになります。
ただ、仲がいいふりまでする必要はありません。無理に演じると、こちらが先に参ります。普通に接する、それ以上はしない。この線で足ります。
ストレスを理由に、離婚できますか?
話し合いで合意できるなら、理由は問われません。合意できない場合は、裁判で認められる理由が必要になります。
ストレスという言葉のままでは、材料になりません。何がいつからどのくらいの頻度で起きているか、という形にして初めて、話ができるようになります。
夫のストレスの裏に、別の相手がいることはありますか?
あります。とくに、帰る時間を言わなくなった、休日の予定を教えなくなった、機嫌の振れ幅が大きくなった。この3つがそろって出ているなら、そちらも視野に入ります。
ただ、疑いを口にするのは、確かめたあとにしてください。先に言うと、そこから隠され方が変わります。
夫にストレスを感じるのは、愛情がなくなったからですか?
順番は逆のことが多いです。ストレスが先にあって、そのあとで気持ちが動きます。
ですから、気持ちのほうを責めても戻りません。戻すつもりがあるなら、先にストレスの中身を減らすことになります。
夫のストレスが減れば、こちらも楽になりますか?
夫の仕事が落ち着いて、態度がやわらぐことはあります。ただ、それを待つ形にすると、こちらの生活は止まったままです。
相手の状態が良くなることに賭けるより、こちらが決められる部分から動かしてください。先に予定を入れる、記録を残す、区切りを決める。この3つは、相手の状態と関係なくできます。
夫へのストレスは、切り分けると扱えるようになります
夫にストレスを感じている状態は、我慢の足りなさではありません。令和4年の国民生活基礎調査では、こころの状態が重い層ほど、家族との人間関係を原因に挙げる割合が高く出ています。15点以上では40.7パーセントで、自分の仕事を追い越しています。
そのうえで、中身を5つに切り分けてください。やることが増える、予定を握られる、気を使わされる、否定される、先が見えない。どれなのかが決まると、打つ手が変わります。
今週やることは3つです。起きたことを短く書く。夫の状態と関係のない予定を1つ入れる。そして、区切りを決めておく。
眠りが崩れているなら、そこは後回しにしないでください。体に出てからだと、選べる道が減ります。
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出典:厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」(健康 第13表・第17表、政府統計の総合窓口で公開されているもの)。割合はこちらで計算しました。








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